【全国】おすすめの歯科技工所を紹介します!
歯科技工物を製作する方法として、自院内での製作や歯科技工所への依頼などがあります。患者の症例に応じて精度の高い補綴物を必要とする場合や、材料・製作方法にこだわりたい場合には、信頼できる歯科技工所への依頼がおすすめです。
しかし、歯科技工所を選定する際には、全国に多数の歯科技工所が存在し、それぞれ得意とする技工物の種類や技術レベル、使用する材料などもさまざまであるため
- ・どこの技工所に依頼すればいいの?
- ・どのような製作方式があるのか?
- ・何を優先すべきか?
といった疑問や課題が生じると思います。そこで当サイトでは、歯科技工物の製作を依頼したい方の疑問や課題解決に役立つ情報をまとめてご紹介しています。
実績や技術力など、こだわりで選ぶおすすめの歯科技工所のほか、Webアンケートを実施して実際に歯科技工所を利用した方の口コミや評判についてもまとめてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。そして患者さんにとって、よりよい歯科技工物を提供できるようにしましょう。
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【エリア別】おすすめの歯科技工所
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目次
【全国】歯科技工所おすすめ5選
株式会社ナンゴウヤデンタルラボラトリー
おすすめポイント
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幅広く多種多様な歯科技工物製作が可能
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日本全国の歯科医院からの技工物製作依頼に対応
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作業効率化を実現するセミ分業制/万全のチェック体制
70年以上の豊富な実績を積み重ねてきた歯科技工所!約300医院との信頼関係を構築
株式会社ナンゴウヤデンタルラボラトリーの基本情報
創業 | 1938年 |
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CAD/CAM冠 | 〇 |
ジルコニア | 〇 |
チタンクラウン・チタン前装冠 | 〇 |
インプラント | 〇 |
TUMデンチャー ノンクラスプデンチャー | 〇 |
スポーツマウスガード | 〇 |
会社情報 | 株式会社ナンゴウヤデンタルラボラトリー 大阪府東大阪市宝持2-15-14 |
株式会社ナンゴウヤデンタルラボラトリーの口コミや評判
開業時より当院の補綴物を依頼しております。引用元:https://www.google.com/
担当者もいつも気持ちよく丁寧に対応して下さりますし、技工物の設計や相談も柔軟に対応して下さりとても助かっています。
ジルコニアなどの補綴物の精度も高く、調整が不要なことが多く、実際の装着時にも患者様喜ばれることが多いです。
これからもお世話になります。
ナンゴウヤデンタルラボラトリーさんとは、もうかれこれ10年以上お付き合いをさせてもらっています。デンチャーを中心に複数の技工物をお願いしています。引用元:https://www.nangoya-dl.com/
いつも新しい設備や技術をどんどん取り入れようとしている姿勢が好きというものありますし、こちらの要望に合わせて柔軟に対応してくれるところも信頼を寄せているポイントです。いつも「間違いないもの」を作ってくれるので、感謝しています。
株式会社マイ・スターズ
おすすめポイント
-
国内トップレベルの技工士による高品質な技工物
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宅急便の利用で遠方の歯科医院も依頼可能
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CAD/CAM冠製作実績は累計16万本
デジタル技術と匠の技を融合!最新のセラミックスなどの審美系歯科技工物を提供
株式会社マイ・スターズの基本情報
創業 | 1997年 |
---|---|
CAD/CAM冠 | 〇 |
ジルコニア | 〇 |
チタンクラウン・チタン前装冠 | - |
インプラント | 〇 |
TUMデンチャー ノンクラスプデンチャー | - |
スポーツマウスガード | - |
会社情報 | 株式会社マイ・スターズ 大阪市北区西天満3-1-6 辰野西天満ビル1階 |
株式会社シケン
おすすめポイント
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全国に広がる営業所&技工所ネットワーク
-
多くの外部認定歯科技工士が在籍
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ダイレクトスキャンによるデジタル技工発注サポート
多種多様な歯科技工物を提供!内覧会・勉強会などの手厚い歯科医院サポートも特徴
株式会社シケンの基本情報
創業 | 1975年 |
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CAD/CAM冠 | 〇 |
ジルコニア | 〇 |
チタンクラウン・チタン前装冠 | 〇 |
インプラント | 〇 |
TUMデンチャー ノンクラスプデンチャー | - |
スポーツマウスガード | 〇 |
会社情報 | 株式会社シケン 徳島県小松島市芝生町字西居屋敷55-1 |
株式会社シケンの口コミや評判
なかなかスキャニングが上手くいかなかった時に、「次はこうしたらいいですよ」ということを教えていただいたりとか。シケンさんには専門性の高い方がたくさんいらっしゃるので、色々教えてもらって、とても助かっています。引用元:https://www.shiken-jp.com/
DIOインプラントは、最初に埋入シミュレーションをしてくれるのがいいですね。ドリリングのプロトコルも、イメージトレーニングに使っています。(記事内より一部抜粋)
精度が安定して良いことはもちろんありますけど、寄り添ってもらっていると感じるからですかね。私は患者様やスタッフとのコミュニケーションをとても大事にしているので、歯科技工所にも同じように求めている部分があります。それが患者様のためになると感じますからね。シケンさんはコミュニケーションを大事にされているのがよく伝わってきますよ。例えば、診療の合間にチャットツールで画像をやり取りして、症例一つひとつに対して口腔内のことを細かく確認させてもらっています。忙しいときでもストレスなくコミュニケーションがとれ、セット時の齟齬が少なくて非常に助かっています。(記事内より一部抜粋)引用元:https://www.shiken-jp.com/
和田精密歯研株式会社
おすすめポイント
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開発型歯科技工所として歯科医療をトータルサポート
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オーダーメイドで幅広く歯科技工物を製作
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歯科技工物以外にもさまざまな商品を提供
独自の認定資格を導入!多くの見識と技能を兼ね備えた歯科技工士が揃う技工所
和田精密歯研株式会社の基本情報
創業 | 1958年 |
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CAD/CAM冠 | 〇 |
ジルコニア | 〇 |
チタンクラウン・チタン前装冠 | - |
インプラント | 〇 |
TUMデンチャー ノンクラスプデンチャー | - |
スポーツマウスガード | 〇 |
会社情報 | 和田精密歯研株式会社 大阪府大阪市東淀川区西淡路3-15-46 |
株式会社TDS
おすすめポイント
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時代に応じた「デジタル技工」
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経営を向上させる「改善サポート」
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天然歯の色に合わせる「シェードテイキング」
技工のデジタル化により作業効率化や高品質低価格を実現!経営改善サポートも実施
株式会社TDSの基本情報
創業 | - |
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CAD/CAM冠 | 〇 |
ジルコニア | 〇 |
チタンクラウン・チタン前装冠 | 〇 |
インプラント | 〇 |
TUMデンチャー ノンクラスプデンチャー | - |
スポーツマウスガード | - |
会社情報 | 株式会社TDS 神奈川県横浜市青葉区藤が丘2-2-16 |
株式会社TDSの口コミや評判
デジタルデータでの技工物をお願いしております。引用元:https://yokohamamilling.com/
やり取りがとてもスムーズで、適合精度もよく良心的な金額で大変助かっております。
TDSさんとは開業以来のお付き合いで、技工物の細かい打合せもスムーズに行え、公私ともに信頼のおけるパートナーです。引用元:https://yokohamamilling.com/
歯科医療/歯科技工所について
歯科医療のクオリティを高める歯科技工所
歯科技工所は、補綴治療や矯正治療に使用する技工物を製作する専門施設です。技工物の品質は、診療の精度や患者の満足度を大きく左右するため、歯科医院は技術力の高い歯科技工所との連携は欠かせません。ここでは、歯科技工所の役割や連携の重要性などについてご紹介します。
歯科技工所とは?
歯科技工所とは、専門知識や技術を持つ歯科技工士が在籍し、歯科医師からの依頼に基づいて歯科技工物を製作する施設です。技工物には、クラウンやブリッジ、デンチャー、インプラントなどが含まれ、患者ごとの口腔内に合わせた個別の製作が必要となります。
多くの歯科技工所では、最新の機器や材料を導入し高精度な製作を実現していますが、その一方で最終的な仕上げや調整には手作業による繊細な工程も欠かせません。つまり、デジタルとアナログを組み合わせることで、より精密で患者に適した歯科技工物が完成するのです。
また、歯科技工所は単なる製作拠点ではなく、歯科医師の治療方針に沿った最適な歯科技工物を提供することが求められます。精度の高い技工物を提供するためには、歯科医院と歯科技工所との緊密な連携が欠かせないといえるでしょう。
歯科医師・技工士の連携について
歯科医師と歯科技工士の連携は、歯科治療の精度や患者の満足度を左右する重要な要素です。はじめに歯科医師が診査・診断を行い、治療計画に基づいて技工物の指示を出し、それをもとに歯科技工士が歯科技工物を製作するのが一般的な流れです。そしてより精度の高い歯科技工物を製作するためには、歯科医師と技工士が綿密な情報共有を行うことが大切です。
たとえば歯の形状や色調、サイズなど細部に至るまで的確に伝わることで、より適合性の高い歯科技工物の仕上がりが可能になるでしょう。反対に、万が一情報が不足していたり誤っていたりすれば、患者側に不快な思いをさせてしまう事も考えられます。
また、治療中に想定外の問題が発生した場合も、歯科医院と技工士ですぐに連携を取り、必要な対策を行う必要もあるでしょう。このスムーズな連携が、高品質で満足度の高い治療につながるのです。
技工物製作の流れ
技工物の製作は、複数の工程に分かれており、はじめに行われるのが初期設計と材料選定です。この段階では、製作する技工物に関する詳細な設計図を作成し、それに応じた材料を選びますが、素材は品質や耐久性だけでなく、コスト面も考慮して選択されます。
設計図が出来上がると使用する材料リストも完成し、実際に製作に使用する素材も確定です。必要に応じて事前のテストが実施されますが、この段階で技工物のクオリティや仕上がりの基盤が築かれるため、慎重な作業が必要とされます。
続いて、加工と組み立ての段階に入ります。ここでは、選定された材料をもとに削り出しや成形などの加工が行われますが、とくに技術的な精度が重要とされる工程です。加工後のパーツは順に組み立てられ、微調整やテストを繰り返しながら、適切に動作するよう作業を進めていきます。
組み立てが完了したら、最終仕上げと品質確認の工程です。表面の磨きや塗装といった仕上げ作業で見た目や感触を整え、併せて機能性も確認し不具合がないかどうかの最終確認が行われます。最後に品質確認の結果を記録し、製品は出荷準備の段階に入ります。このように、歯科技工物はさまざまな工程を経て、高品質かつ満足度の高いものに仕上がっていくのです。
歯科技工所は歯科医院からの依頼で歯科技工物を製作する場所
複数の工程を経て、完成度の高い歯科技工物をが完成する
歯科技工所の最新機器
歯科技工所では、近年急速にデジタル技術が進化しており、最新機器を導入することでより高精度かつ効率的な歯科技工物の製作が可能になっています。ここでは、昨今歯科技工所で取り入れられている最新機器について詳しくご紹介します。
CAD/CAM
CAD/CAMは、歯科技工における設計と加工の工程をデジタル化するためのシステムです。歯科医院にて撮影された患者の口腔内データを「CAD(Computer Aided Design)」に取り込み、コンピュータ上で歯科技工物の設計を行います。続いて、「CAM(Computer Aided Manufacturing)」ではそのデータに基づいて自動的に加工が進められます。
従来ほとんど全てを手作業で行ってきた工程ですが、CAD/CAMを導入することで作業効率アップはもちろん、仕上がりのクオリティのバラつきを防ぎ、さらにこれまでには使えなかった素材の活用も可能にしています。これまで匠の世界とされていた歯科技工にこの技術を取り入れることで、技術習得の時間を短縮でき、経験値に左右されることなくベテランの技工士と変わらないクオリティの歯科技工物製作ができるようになっているのです。
さらに、この技術では口腔内をデータ化することが可能であり、加えて遠隔地の歯科医院とも連携ができるようになったため、患者の負担軽減や満足度アップにもつながります。また、さらなる技術の進化によって、矯正や入れ歯といったさまざまな治療にも活用できるようになっているため、患者さんにとってもメリットが大きい技術といえるでしょう。
ミリングマシン
ミリングマシンは、CADで設計されたデータをもとに、歯科技工物を素材から削り出す装置です。機器の種類によって異なる場合がありますが、ジルコニアやレジン、ワックスなどのさまざまな材料に対応しています。加工の精度が高く、高い技術が必要とされている微細な加工や、連続した削り出しなども可能で、技工物製作の時間を大幅に短縮できます。
スキャナー
歯科技工所で使われるスキャナーは、口腔外スキャナーもしくはラボスキャナーと呼ばれ、石膏模型や総義歯の印象体などをスキャンし、STLデータに置き換える装置です。取得したデータは、CADソフトで歯科技工物の設計に活用することができ、高精度なスキャンが可能であるため、微細な形状もデータ化できるという特徴があります。
3Dプリンター
3Dプリンターは積層造形という方式で素材を重ねていくため、複雑な形状や空洞構造も忠実に再現できます。さまざまな歯科技工物の製作に使用されますが、細部の形状まで再現できることから、クラウンやブリッジの製作にも使われることがあります。製作スピードも速く、短期間での納品が求められる場合にも適しており、今後ますます活用の幅が広がると見られています。
その他
ご紹介した機器以外にも、歯科技工所ではさまざまな機器が使用されています。たとえば、陶材を焼き付ける処理を担うファーネスや、インプラント技工、メタルプレート加工などにも対応できるレーザー溶接機、さまざまな金属素材を鋳造する鋳造機なども欠かせません。
これらの機器を適切に使い分けることで、より精度の高い製作が実現し、幅広い症例に対応できる体制が整います。歯科技工所では歯科技工士の技術と機器を上手に活用することで、効率的に最適な歯科技工物を製作することができるでしょう。
CAD/CAMやミリングマシンの導入により、補綴物の精度や製作効率が向上している
最新機器を適切に使い分けることで、さまざまな症例への対応が可能
歯科技工所が製作できる主な技工物
歯科技工所では、さまざまな素材や技術を駆使し、用途に応じた歯科技工物を製作しています。使用される素材や加工方法によって見た目や耐久性、コストが大きく異なるため、治療内容や患者さんの希望に合わせた技工物の選定を行うことが求められます。ここでは、歯科技工所が対応できる代表的な技工物についてご紹介します。
CAD/CAM冠
CAD/CAM冠は、コンピューターによる設計と自動加工によって製作される白い被せ物のことです。前歯単冠、小臼歯単冠、すべての大臼歯単冠が保険適用となっており、これまで銀歯しか選べなかった部分も、CAD/CAM冠で対応が可能になっています。
CAD/CAM冠は従来の金属冠に比べて審美性に優れ、金属アレルギーのリスクも軽減できる点が特徴です。また、製作工程がデジタル化されているため、歯科医院の口腔内スキャナーとの連携も可能となり、短納期での納品も可能です。多くの歯科技工所では、専用のスキャナーやミリングマシンを導入し、安定した品質のCAD/CAM冠の製作体制を整えています。
セラミック素材製品
ジルコニアやe.maxといったセラミック素材を使用した補綴物は、審美性と耐久性の両立を実現できることから、前歯から臼歯まで幅広く使用されています。ジルコニアはジルコニウムの酸化物を材料としたセラミック素材で、人工ダイヤモンドとも呼ばれる美しさと強度が特徴です。
e.maxはセラミックのみを材料とした歯科素材で、透明感やツヤ感があり、自然な見た目に仕上げることができます。セラミックは金属アレルギーの方にも対応でき、歯茎の黒ずみなどの心配もないため、選ぶ方が増えている素材のひとつです。
チタンクラウン/チタン前装冠
チタンクラウンやチタン前装冠は、金属アレルギー対策や耐久性を重視する場合に選ばれる補綴物です。チタンは身体との親和性が高く、強度や外れにくさという部分でも優れており、長期的な使用に適しています。
またチタンクラウンとチタン前装冠は保険適用となっており、金属の価格高騰にも影響されないという特徴があります。チタン鋳造は金属比重が軽く巣(気泡)が入りやすい性質ですが、使用する機器によって精度の高い鋳造物を製作することができます。
インプラント
歯科技工所では、近年入れ歯治療に替わり多くの方が選択する、インプラント治療に対応した上部構造の製作も行われています。インプラントは患者ごとの骨格や噛み合わせ、審美的ニーズに対応するための高度な設計力と加工技術が必要です。
技工所によっては、より細かなアバットメントの形成をするために、CAD/CAMシステムを用いた機械加工などを取り入れているケースが増えています。取り扱っているインプラントメーカーは、歯科技工所によって異なります。
デンチャー
デンチャー(義歯)は、部分的に歯を失った場合や、すべての歯を失ったケースに対応する補綴装置です。歯科技工所では、保険適用のレジン床義歯から、自費診療で使用される素材のデンチャーなどさまざまな種類のデンチャーを取り扱っています。
昨今では特殊なナイロン素材で作られたTUMデンチャーが、現存歯に負担をかけにくい補綴装置として注目を集めていますが、対応している歯科技工所はまだ多くありません。対応している素材や技術は、各歯科技工所の公式サイトなどで確認してみましょう。
歯科技工所では、さまざまな歯科技工物を製作している
歯科技工所の技術や機器によって対応できる技工物の種類が異なる
あなたが歯科技工所を選ぶ際に重視したいポイントは?Webアンケートで調査!
本サイトでは、歯科技工に関する基礎知識や最新機器、歯科技工所が製作できる技工物の種類などについて解説してきました。ここからは、歯科医師や歯科医院長の方々を対象に実施したWebアンケートをもとに、歯科技工所を選ぶポイントについてそれぞれ紹介していきます。
第1位は「豊富な実績」でした。歯科技工所は、たくさんの患者さんの生活に寄り添う”歯科補綴物”を提供している施設です。歯科医院にとっても患者さんとの信頼関係に関わってくるため、これまでの実績は非常に重要なポイントだと考えられているのも納得ですね。
各技工所のホームページで創業年や取引実績を確認することはもちろん、インターネット上の口コミや評判をしっかりと見ておくことも大切です。
第2位は「技工物の品質」でした。当然かもしれませんが、実績と同じくらい実際に制作される技工物のクオリティを重要視される方も多かったようです。
例えば最新の機械を導入している、材料の質にこだわっている歯科技工所は信頼性が高いでしょう。また、中には作業工程を工夫し、品質向上に努めている技工所もあります。
第3位は「製品の取り扱い範囲」でした。ひとくちに歯科技工物といっても、インレー・クラウンやインプラント、デンチャーなど多種多様な種類があります。また、金属やセラミックなど、使われている素材もさまざまです。
そのため幅広い患者のニーズに応えられるように、なるべく多種類の製品を取扱っている技工所を選ぶのは、正しい選択のひとつといえるでしょう。
第4位は「コミュニケーション力」でした。歯科技工物を製作する過程で、医院と技工所のやり取りは必要不可欠です。ニーズに合わせた柔軟な対応ができ、サポート体制がしっかりしている技工所であれば安心ですね。
第5位は「全国対応」でした。せっかくよさそうな技工所を見つけても、ご自身のエリアが対応外だとがっかりですよね。歯科技工所の中には、全国発送が可能な技工所もちゃんとありますので、ぜひ探してみてはいかがでしょうか。
以上、Webアンケートの結果と簡単な解説でした。次の見出しからは、信頼できる歯科技工所の選び方や、歯科医院を開業する方に向けたチェックポイントを解説していきます。ぜひ歯科医院開業や、新規での技工物発注の参考にしてください。
信頼できる歯科技工所の選び方
歯科技工所は全国対応しているケースも多いため、選択肢が多く、どの技工所と連携するべきかわからないという方もいるでしょう。そんな方のために、信頼できる歯科技工所の選び方をご紹介します。
実績・評判
技工所を選ぶ際は、過去の実績や利用者からの評判などをチェックしましょう。対応した症例数や納入先の歯科医院を確認することで、自院の方針に適しているかどうかを見極めやすくなります。また、口コミや紹介が多い技工所は、品質や対応面で一定の信頼を得ている可能性が高いと判断することができます。
幅広い専門性
幅広い症例に対応するには、幅広い歯科技工物に対する専門性が必要です。症例に応じた素材や構造の提案を行っている歯科技工所であれば、自院の治療計画に沿った対応を行ってくれるため自由度も広がります。また、専門性の高い歯科技工所なら、歯科医院の運営に関わるさまざまなアドバイスやサポートを行ってくれる可能性もあります。
高い技術力
製作された補綴物の精度や審美性に大きく関わるのが、歯科技工士の技術力です。昨今ではデジタル技術の進歩によって手作業の手間を大幅に省くことが可能になりましたが、最終的な調整やチェックは手作業で行うのが基本です。それに加えてCAD/CAMや3Dプリンターなどのデジタル機器を活かせるスキルも求められるため、そのどちらも有している歯科技工所を選びましょう。
設備・材料の質
高品質な補綴物を製作するためには、使用される機材や材料の品質も重要なポイントです。信頼性の高いメーカーの素材や、最新の加工機器を導入しているかどうかは品質の安定性に直結するため、公式サイトなどをチェックして、どのような設備や素材を導入しているのかを確認しましょう。
デジタル技工の取り扱い
近年は、スキャナーやCAD/CAMを活用したデジタル技工への対応が進んでおり、患者側の負担を軽減するためにも導入する歯科医院が増えています。デジタル技工を取り扱っていると、歯科医院とのスムーズな連携や納期の短縮が期待できます。ぜひ、各歯科技工所の使用しているソフトや機器の種類なども確認し、デジタル技工への対応範囲などもチェックしましょう。
対応実績や技術力はもちろん設備も確認しよう
幅広い症例に対応できたりデジタル技工に強い技工所がおすすめ
歯科医院開業のチェックポイント
歯科医院を開業する場合、診療スキルや設備の準備だけでなく、資金調達や物件選び、スタッフの採用など多岐にわたる準備が必要です。ここでは、歯科医院開業前に知っておきたい、開業の流れやメリット・デメリット、注意点などについてご紹介します。
歯科医院開業までの流れ
歯科医院の開業には、いくつかの段階にわたる準備が必要です。まずは、どのような医院を目指すのか、経営理念や医療方針などを「事業計画」として明確にすることからスタートします。事業計画書は、この後の資金調達時に必要であるほか、開業後の医院運営の軸になる部分でもあるため、必要に応じて専門家の力も借りて作成するのがおすすめです。
次に、資金計画を立て、開業に必要な費用を明らかにします。自己資金と融資のバランス、設備投資や運転資金の確保など検討するポイントは多岐にわたるため、こちらも専門家の知識を借りるといいでしょう。資金計画がある程度まとまり始めたら、物件探しや医療機器、内装工事業者の選定も行っていきます。
もしも新築で歯科医院を建てる場合は、1年以上の期間がかかることもあるので、余裕を持って準備を進める必要があります。内装工事業者を決定し医療設備を設置したら、次にオープンに向けての準備を進めていきましょう。
具体的には、スタッフの採用・教育、各種届出・許認可の手続き、書類の提出のほか、地域への告知なども忘れずに行うことが大切です。スムーズに開業するためには、やるべきことを明確にし、順序立ててひとつずつクリアしていきましょう。
開業のメリット・デメリット
歯科医院を開業することには、多くのメリットがありますが、その反面知っておきたいデメリットも存在します。
まず歯科医院を開業する最大のメリットは、診療方針や働き方を自らの判断で決められる点にあります。診療時間、スタッフ構成、治療方針などを自由に設計できるため、自身の理想とする医療を行うことができるでしょう。もちろん内装や雰囲気なども自分の理想通りにできるため、そういった点でメリットを感じる方も多いはずです。
そして、立地が選べることも開業するメリットといえます。歯科医院の数は飽和状態にあるとされていますが、最適な立地を選ぶことで運営を軌道に乗せることができるでしょう。経営が安定すれば、収入面においても勤務医時代より高くなることが期待できるため、高収入を目指して開業する方も少なくありません。
一方で、開業にはいくつかのデメリットも存在します。まず、事業を運営するには多くの手間がかかることが挙げられます。
勤務医の場合は診療や治療に注力し、技術を磨く時間を多く取れるケースが多いですが、開業医の場合は経営に必要なさまざまな業務を行う必要があるからです。とくにスタッフの教育や周囲への宣伝活動などは時間も手間もかかり、疎かにすると患者が離れてしまう可能性があります。
そして、経営には大きな責任とリスクも伴います。まず、設備投資や人件費などにかかる初期費用・固定費が高額であるため、入念な資金計画を立てていないとすぐに赤字になってしまうケースもあるでしょう。また、経営面だけでなく苦情やクレームへの責任もすべて自分で追わなければならないという点で、プレッシャーを感じてしまう方もいるかもしれません。
このように、歯科医院開業には多くのメリットがある一方で、デメリットも少なくないため、これらを踏まえたうえで開業に踏み切るかどうかを決定していきましょう。
開業の際に意識しておきたいこと
歯科医院を開業する際は、意識しておきたいポイントがあります。そのひとつが、資金計画に十分な余裕を持たせることです。
というのも、開業してから実際に診療報酬が入金されるまでには、約2か月のタイムラグがあるからです。その間も、スタッフへの給与や消耗品の仕入れなど、運転資金は継続的に発生してしまうため、開業時の資金がギリギリの状態だと、早い段階で支払いに支障を来す可能性があります。
また、開業にあたっては、事前のリサーチをしっかりと行うことが欠かせません。とくにエリア選定に関する調査は、十分な時間をかけて進める必要があります。周辺にどのような世帯が居住しているのか、また近隣に競合となる歯科医院が存在するかどうかを把握しておくことで、開業前の段階から一定の収益予測を立てやすくなります。
そして、歯科医院を開業すれば、自身が経営者という立場になります。そのため、診療だけでなく経営全体のスキルを身につけることも重要なポイントです。スタッフが働きやすい環境を整えたり、集患数の増加に向けてマーケティングを行ったりと、経営者としてやるべきことは多岐にわたるため、事前に経営者としての心構えや勉強はしておく必要があるでしょう。
困ったときの相談先
開業準備や経営について悩んだ際には、専門家に相談しましょう。相談先はいくつかありますが、歯科開業のサポートについてであれば、その知識に特化したコンサルタント、税務面でのサポートを受けたいのなら税理士、人事や雇用など労務関係について困っているのなら社会保険労務士などです。
これらの相談先は、開業の計画を立て始めた頃からのサポートを行っている場合があり、早めに相談することで開業をスムーズにするためのサポートを行ってくれる可能性があります。困っている内容によって相談するべき先は異なるので、事前にどのような相談先があるのかを調べておくことが大切です。
事前に開業までにやるべきことをまとめておこう
開業時の困りごとを相談できる先を見つけておくことも大切
ニーズに合った高品質な技工物を提供する歯科技工所を選びましょう
歯科診療の質を保つうえで、信頼できる歯科技工所の存在は欠かせません。技工物の精度や審美性は、患者の満足度や治療結果に直結するため、医院の方針や患者のニーズに合った高品質な技工物を安定して提供してくれる歯科技工所を選ぶことが大切です。ぜひ自院に合った歯科技工所を見つけて、治療の品質を高めていきましょう。
【PR】歯科医院の開業/新規での技工物発注をお考えの方へ

品質/製作実績/納期管理 に優れた歯科技工所選びが重要です!
限られた情報の中で信頼できる技工所を見極めるのは容易ではなく、医院側には一定の不安が伴うのが実情です。このような課題を解決し、高品質・高精度かつ柔軟性の高い歯科技工物の製作を行っているのが「株式会社ナンゴウヤデンタルラボラトリー」です。
【全国】おすすめの歯科技工所比較表
イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
会社名 | 株式会社ナンゴウヤデンタルラボラトリー | 株式会社マイ・スターズ | 株式会社シケン | 和田精密歯研株式会社 | 株式会社TDS |
特徴 | 最新設備・最新技術により高品質の技工物を提供 | 国内トップレベルの技工士による高品質な技工物の提供 | 内覧会・勉強会などの歯科医院サポートを実施 | 技工の見識と技能を兼ね備えた歯科技工士 | 若い技工士が多く高品質・短納期・低価格も実現 |
創業 | 1938年 | 1997年 | 1975年 | 1958年 | - |
CAD/CAM冠 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ジルコニア | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
チタンクラウン・チタン前装冠 | 〇 | - | 〇 | - | 〇 |
インプラント | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
TUMデンチャー ノンクラスプデンチャー | 〇 | - | - | - | - |
スポーツマウスガード | 〇 | - | 〇 | 〇 | - |
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