
会社名 | 株式会社ワイドデンタル |
---|---|
住所 | 長野県松本市笹賀7178-1 |
電話番号 | 0263-86-0208 |
歯科医療の現場において、患者の満足度を大きく左右するのが、技工物の品質と精度です。ワイドデンタルは、豊富な臨床経験と高度な技術力をもとに、症例ごとの最適な提案を実現する歯科技工所です。この記事では、ワイドデンタルの特徴についてくわしく解説しているので参考にしてください。
ワイドデンタルの経営理念
ワイドデンタルは「患者様に満足と喜びを提供する」という信念のもと、歯科医院とのパートナーシップを通じて社会貢献を果たすことを経営理念に掲げる歯科技工所です。また、安定した品質と技術の向上に注力することで、生産性を高めるとともに、歯科医院が抱える経営課題、たとえば自費診療の比率向上や新規患者の獲得といったテーマにも貢献できるよう、情報提供にも力を入れています。加えて、社内のコミュニケーションを充実させ、組織一体となった事業運営を実施することが、サービスの安定供給や顧客満足の向上につながるとしています。
取り扱い技工物を紹介
ワイドデンタルでは、患者ひとりひとりの症状や希望に寄り添い、最適な食生活を提供するために、さまざまな技工物を取り扱っています。ラインアップは、見た目を重視したセラミック製品から、高い強度と機能性を求める場面に適したジルコニア製品、さらには鋳造床義歯まで、多岐にわたります。ガラスセラミック製品
「e-MAX」や「イニシャルC」などは、ガラスセラミック素材を用い、天然歯のような透明感と、自然な色合いを再現した製品です。とくに前歯など、見た目が重視される部位での使用に適しており、熟練の技工士が手作業で仕上げることで、違和感の少ない自然な仕上がりを実現します。ただし、セラミックの性質上、咬合圧が強くかかる大臼歯では割れるリスクがあるため、使用箇所の選定には配慮されています。
ジルコニア製品
強度を重視する場合には「フルジルコニア」が有力な選択肢です。コストパフォーマンスにすぐれ、高い耐久性をもつフルジルコニアは、臼歯部やインレーなど、咬合力の強い部位に最適です。ただし単色のため、自然に見せるには限界があり、人目につく部位での使用には適しません。しかし、「フルジルコニアプレミアム」や「フルジルコニアブライト」はその課題を克服した製品です。素材にグラデーションや高い透過性を加えることで、より自然な色調や透明感を実現し、前歯から奥歯まで幅広く対応できます。
さらに、自然な見た目を追求した製品もあります。「ジルコニアポーセレン」は、ジルコニアフレームに陶材を盛り付けることで、天然歯に近いグラデーションや光沢がある一方で、陶材部分の強度はやや劣るため、おもに前歯向けとされる製品です。
鋳造床義歯
鋳造床義歯として、ベーシックな素材で安定した使用感を実現した「コバルトクロム床」と、軽量かつ生体親和性に優れたチタンを使用することで、金属特有の味を感じさせない快適な装着感を実現した「純チタン床」を提供しています。提案事例を一部紹介
ワイドデンタルでは、技工所としての豊富な経験と知識をもとに、歯科医師から寄せられる多種多様な症例に対して、最適な技工物を提案しています。ひとつひとつの症例に真摯に向き合い、単に技工物を作るだけではなく、治療の先にいる患者の笑顔を考えた提案を続けています。経験に裏打ちされた技術と柔軟な発想こそが、ワイドデンタルの最大の強みといえるでしょう。ここでは、実際の提案例をいくつか紹介します。
ジルコニアポーセレンの提案
バイク事故で前歯が欠けた男性患者に対し、ジルコニアポーセレンを提案した事例です。若い患者であることから、ジルコニアでの製作は、単色で透明感に乏しい点が懸念ポイントでした。できるだけ天然歯に近い見た目に仕上げたいとの要望に応え、見栄えを重視し、透明感にすぐれ、色調の調整も可能なジルコニアポーセレンを提案しました。強度面では劣るものの、強い咬合力がかからないため、十分に対応可能です。
保険義歯の提案
次は、入れ歯のすり減りによってバイトが深くなった患者の事例です。ノンクラスプ義歯の希望がありましたが、咬合の深さやクリアランス不足が課題でした。通常であれば、強度を優先してバルプラストを用いるケースですが、保険義歯で顎の位置を本来の状態に戻す「バイトアップ」を提案しました。
ブリッジ制作
最後に、6本歯ブリッジの製作依頼の事例です。依頼された歯科医師は、メタルボンドを多用されていましたが、ワイドデンタルでは、金属アレルギーやブラックマージンのリスクを懸念し、ほかの材質の提案を検討しました最終的に選んだのは、見た目も機能性も兼ね備えたジルコニアポーセレンです。歯科医師として初の試みでしたが、最終的に患者にとっても満足度の高い仕上がりとなりました。